合宿トレーニングにつて
犬の訓練所やしつけ教室には様々な訓練形態があります。
その中で今回は合宿トレーニングについて書こうと思います。
◆合宿トレーニングとは
訓練所やしつけ教室によって名称に差はありますが、基本的には1か月単位でわんちゃんをお預かりし集中的にトレーニングを行うことを指します。
◆メリット
・成果が出やすい
・外出しやすい
◆デメリット
・寂しい
・自分のイメージよりも成長を感じられない
メリットはやはり成果が出やすい点です。お悩みの種類にもよりますが、プロのトレーナーが1か月しっかりとトレーニングを行うので、出張トレーニングに比べて短期間で成果が出やすいのが特長です。
ここで注意が必要なことが
トレーナーの言うことは聞くけど自分の言うことは聞いてくれない
こういった事態が起こる可能性があると言うことです。
この原因は複数あります。
・トレーナーと飼い主の技量の違い
・久しぶりに家に帰ってきて、ご主人に会えて嬉しくてテンションが上がっている
こういった事態を避けるために大切なことは、
飼い主がわんちゃんの能力を十全に引き出せるよう、トレーナーとのレッスンをしっかりと行うことです。
わんちゃんを預ける訓練所やしつけ教室を決める際、こういったレッスンをしっかりと行ってくれるところに預けることが大切です。
わんちゃんはリードを持つ人、場所によって反応が全く変わってきます。
訓練所でもご自宅でも、リードを持つ人がトレーナーでも飼い主でも、同じように扱えるようになれば自然と問題も改善されていくはずです。
当店ではレッスンを重視し、合宿トレーニング等お客様のご希望に合ったサービス内容をご用意しています。
初回相談無料、ぜひ一度ご相談ください。お待ちしております。
パピートレーニングについて
皆さんこんにちは!
ドッグトレーナーの上石です。
今回はパピートレーニング、幼少期のトレーニングについての記事を書きました。
ワンちゃんは年齢を重ねるにつれ様々な変化を見せてくれます。
ワンちゃんによっては大人になってから急に吠え出すワンちゃんもいます。
大切なことは現在問題行動がないからしつけが必要ないのではなく、将来問題行動が起きないように、また問題行動が起きた時に対応しやすいように、しっかりとしつけをすることです。
パピーのころからしっかりとトレーニングに取り組んでいればわんちゃんをより良い方向に導くことができます。
ぜひ前向きに、楽しみながらトレーニングに取り組んで下さい。
今回も読んで下さりありがとうございました。
DogTrainingGINGA 代表 上石 圭一郎
090-8213-5894
価格:1,034円 |
しつけのきほん~ドッグフードの選び方~
こんにちは。ドッグトレーナーの上石です。
今日はドッグフードの選び方について、私なりの考え方をお伝えさせていただければと思います。
近年様々なドッグフードが販売されています。値段も色々でどれを選べばよいか分からないと言う方も多いのではないでしょうか。
少しでもそんな方の参考になれば幸いです。
◆お肉メイン
犬は肉食動物です。肉からタンパク質を取ることが健康に繋がります。
また筋肉のつきも良くなりますし、食いつきも良いです。
ドッグフードを選ぶときは肉の含有量を参考にされると良いかと思います。
一点注意点として、お肉メインのフードに切り替えるとうんちが緩くなる傾向にあります。もし今使われているフードから切り替える場合、いきなり全部変えずに少しずつ変えていくとわんちゃんへの負担が少ないです。
◆炭水化物の少ないものを
犬はアミラーゼという、炭水化物、でんぷんを分解する酵素が唾液に含まれていません(人には含まれています)。
ですのでドッグフードを選ぶときは炭水化物(ポテト、タピオカ等)の含有量が少ないものを選ぶことが大切です。
また2008年にアメリカ飼料審査官協会(AAFCO)が、犬はたんぱく質を十分摂取していれば炭水化物は全く必要ないと発表しています。
◆原材料
多くの種類を食べることでバランスよく栄養を取ることが大切です。
同じものを食べ続けるとアレルギーになるリスクが増します。
お肉でも牛肉、豚肉、鶏肉などがバランスよく配合されているフードを選ぶことが大切です。
近年では馬肉が注目されています。馬肉は高たんぱく低脂肪。アレルギーが出にくいとされています。
愛犬のアレルギーでお悩みの飼い主様は一度試されてみてはいかがでしょうか。
◆添加物の少ないものを
栄養素が不十分な原材料を使用したり、製造過程で栄養価を壊してしまうと(高温で製造すると栄養価は壊れる)その分添加物は多くなります。
添加物の多寡を見ることで原材料の栄養素、新鮮なものを使用しているかが判断できます。
一度パッケージを確認してみてください。
最初に書きましたが昔と比べてドッグフードの種類は飛躍的に増えました。
選択肢が増えたからこそ飼い主さんが良いものを選択してあげることが大切であると私は思います。
愛犬の健康に深く関わるドッグフード。ぜひ良いものを与えてあげてくださいね。
今回も読んで下さりありがとうございました。
DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎
090-8213-5894
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しつけのきほん~ペットロスについて~
ドッグトレーナーの上石です。
今回はペットロスについて、私自身の経験も踏まえて記事を書いてみました。
◆ペットロスとは
ペットと死別するなどしたことがきっかけとして発生する疾患ないし心身の症状を言います。ひどい場合だとうつ、不眠、摂食障害を発症する場合もあります。(Wikipediaより引用)
犬と人間の関係性は昔と比べてかなり変化しています。昔は今よりも番犬、家畜といった使役動物としての側面が強かったですが今はどうでしょう?
ほとんどの方が犬=家族の一員だと答えられると思います。
ペットロスはより私たちとの距離感が近く、身近になったからこそのものであると言えます。
◆私の場合
私の場合、愛犬を2年前に亡くしたのですが一番感じたものは罪悪感でした。
もっとできることがあったのではないかという後悔の感情、自責の念でした。
当時私はトレーナーとしての仕事が忙しく、また実家を離れていたためあまり会うことができていませんでした。
亡くなったと連絡をもらった時のショックは相当のものでした。
私の場合は時間が解決してくれました。たくさん泣きましたし、心の中で愛犬に何度も謝りました。ですが時間が経つにつれ徐々に気持ちが楽になり、良い思い出として家族とも話せるようになりました。
もし、今愛犬を亡くされてどうしようもなくつらい思いをされている方がいらっしゃれば伝えたいです。自然と時間が解決してくれます。今は感情の向くままに身を任せて思い切り泣くこともこうかてきであると私は思います。
◆生前にできること
わんちゃんの命は人間よりも短いです。ほとんどの場合飼い主が愛犬を看取ることになります。言い方を変えれば看取るまでが飼い主の責任です。
愛犬の健康に気づかい定期的に病院を受診する。年に一回血液検査をすることをお勧めします。血液には情報が詰まっています。病気の早期発見につながります。
食生活も大切です。めちゃくちゃ高価なフードにする必要はありませんが、原材料や添加物に関する最低限の知識を持ち、選んであげることがわんちゃんの健康に繋がります。
精神面では愛犬との距離感が大切です。人間扱いし、溺愛することが必ずしもわんちゃんのためになるとは限りません。わんちゃんは家族の一員ではありますが人間ではありません。
例えば美味しいからと言って人間の食べ物をあげ過ぎると塩分過多になり健康を損ないます。人には人、犬には犬にあった生き方があります。
その中で最大限愛してあげる。そうすることでペットロスになりにくくなります。
◆亡くなった後
それでも亡くなった後は気分が落ち込みます。家族である愛犬が亡くなったのです。当たり前の感情です。
つらいときは知識のある、信頼できる人に話すと楽になります。また家族と思い出を共有することで楽になります。
私もそうでした。今でも定期的に思い出話に花を咲かせます。
◆ペットロスの人と話すとき
もしペットロスの人に相談を受けた場合、無理に慰めたり新しい犬を迎えるように言ったりはしないようにして下さい。
ただ話を聞いてあげる、思いを吐き出させてあげるだけでその人の力になれています。
静かに、寄り添うように話を聞いてあげてください。
いかがだったでしょうか?私も経験しましたが愛犬を亡くす喪失感は言葉に表せないくらい辛いものです。
一番大切なのはペットロスに関する知識、しつけトレーニングの知識、フード、病気の知識等、わんちゃんと生活するうえで必要な知識を持って日々愛犬と接することです。
自分のとってのベストを尽くすことで後悔がなくなりペットロスに陥りずらくなります。
皆さんが悔いなく愛犬と過ごせることを祈っています。
DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎
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しつけのきほん~ドッグランについて~
ドッグトレーナーの上石です。
今回はドッグランについて、自分なりの考えを記事にしました。
◆ドッグランに行く前に
不特定多数のわんちゃんと接する機会のあるドッグランでは、わんちゃんは様々な反応を見せます。中にはそういった環境が苦手なわんちゃんもいます。特に自分以外のわんちゃんが苦手なわんちゃんはあまりドッグランに向いていないと言えます。
ご自身の愛犬はどうでしょうか?お散歩時に他のわんちゃんに出会った時の反応など一度考えてみてください。
◆ドッグランのメリット
他のわんちゃんと仲良く遊べる子は一緒に走り回ったりしてストレス発散になります。
またパピー時は社会化期(生後4週齢~13週齢頃)に他のわんちゃんと接することで距離感を学び、上手に付き合えるようになると言ったメリットがあります。
◆ドッグランが苦手なわんちゃん
上にも書きましたが、ドッグランが苦手なわんちゃんもいます。たまに「なんとかドッグランで遊ばせたい」という相談を受けることがあります。私は「無理に連れていく必要はない」と答えます。
好きか嫌いかはわんちゃんの性格です。性格はトレーニングでは治せません。
嫌いなものを好きにさせるといったトレーニングはないのです。
人間でも大人数で遊ぶのが好きな人もいれば一人で過ごすことが好きな人もいますよね?わんちゃんも一緒です。
もしあなたのわんちゃんがドッグランが苦手、他のわんちゃんと接することが苦手なのであれば「この子はそうなんだな」と理解し受け入れてあげることが大切です。
少し厳しい言い方になってしまいますが、ドッグランに連れていきたいというのはあくまで飼い主側の都合、考え方です。どうするのが愛犬のためになるのか、考えて接してあげることがいちばん大切であると私は思っています。
今回も読んで下さりありがとうございました。
DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎
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しつけのきほん~わんちゃんのターミナルケア~
こんにちは。
ドッグトレーナーの上石です。
今回の記事はわんちゃんのターミナルケアについてです。
◆ターミナルケアとは
ターミナルとは日本語で終着駅を意味します。人生の最終盤をより良いものにするためのケアです。
一般的にわんちゃんは死を恐れない、意識しないと言われています。もしわんちゃんに死生観があるとしたらさっぱりしたものだろうと私は思います。
子犬のころからずっと一緒にいる愛犬が年齢を重ね、老いていく姿は切ないものがあります。
私も2年前に愛犬を亡くしました。今でももっとしてあげられたことがあったのではないかと自問します。
だからこそ皆さんには悔いなく、最期の瞬間まで愛犬と過ごしてほしいと願います。
◆私たちにできること
一日でも一緒にいたい気持ちは良く分かります。
ですが、無闇に延命措置をするのではなく、クオリティーオブライフ(*1)に重きを置いた対応が大切なのではないでしょうか。
*1 QOL 人生の内容や質、生きる上での満足度を表す指標。
かかりつけの獣医に相談し、いつでも連絡が取れるようにしておくことが大切です。
また口に合う、美味しいフードを探したり、ベッドの寝心地を良くしたりしてあげるとわんちゃんは喜びます。
寝たきりのわんちゃんの場合、褥瘡(じょくそう、床ずれの意)を防ぐために寝返りを打たせてあげたり、体を清潔に保つために拭いてあげたりといった日々のケアが大切です。
◆自分を労わる
上に色々書きましたが、まずは自分を労わることが大切です。
前向きな気持ちでわんちゃんと接してあげること。そうすることでわんちゃんにも良い影響が出ますし、何よりわんちゃんとの良い思い出になります。
いつか必ず来る別れ…。後悔が無いように。最期の瞬間まで一緒にいてあげてくださいね。
ペットは亡くなると天国の手前にあるという虹の橋に行くと言います。いつか自分が天国に行くとき、再会できると言います。
素敵な考えですよね。私はこの話が好きで、悲しくなった時に愛犬がこの虹の橋で楽しく遊んでいる姿を夢想します。
なんとなく気持ちが前向きになりますし、再会したときに恥ずかしくないように頑張ろうと思います。
DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎
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しつけのきほん~シニア犬~
みなさんこんにちは。トレーナーの上石です。
今回はわんちゃんの老化についての記事です。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
◆いつからシニア?
犬の寿命はだいたい10年~13年だと言われています(犬種にもよります)。
一般的には7歳からがシニア犬だと言われています。
◆シニアに差し掛かったサイン
飲水量が減り、それに伴い排尿回数が減ります。
また内臓機能の低下、関節炎のリスクも増します。
精神面では個体差はありますが頑固になる傾向があります。
今まであまり吠えなかったのに頻繁に吠えるようになったり、しつけの指示に
従わなかったりします。経験上こういったことは良くあります。対応としてはあまり気にせず、「まあ年だからねー(笑)」みたいな感じで気楽に接してあげてください。
シニア犬にはシニア犬に適したしつけ方法もあります。一度ドッグトレーナーに相談してみてください。
◆予防策
栄養を吸収する機能が低下するので低脂肪高たんぱくのシニア犬用のフードに変えたり、脂肪分、塩分の多いおやつを控えるようにしましょう。
また、適度な運動で筋肉量を維持することで老化のスピードを緩やかにすることができます。
ドッグフードの質の向上、医療の発達によりわんちゃんの寿命は延びている傾向にあります。
すなわちそれはわんちゃんがシニア犬として過ごす時間が延びたということです。
人生の半分はシニアとしての時間だと言っても過言ではありません。
正しい知識を持ち、わんちゃんと接してあげることでより良い人生をわんちゃんは過ごすことができます。
わんちゃんに素敵な人生をプレゼントしてあげてくださいね。
今回も読んで下さりありがとうございました。
DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎
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