しつけのきほん~ふせについて~#2
みなさんおはようございます。ドッグトレーナー上石です。
今回は前回の記事の続き、ふせの実際の練習方法をお伝えさせていただきます。
◆スタートはお座り
まずはお座りをさせるところからスタートです。お座りをさせた状態からふせをさせます。
みなさんのわんちゃんはお座りはできますか?コツは頭をあげることです。
リードで頭を持ち上げるイメージです。頭が上がるとお尻が下がってお座りがしやすくなります。
◆最初は手取り足取り
お座りができたら、いよいよふせに取り組みます。
最初はわんちゃんもどうすれば良いかわからないので飼い主さんが動きをサポートしてあげます。
お座りをしたわんちゃんと正対し、両前足を持って左右の足を交互に自分の方へ引き寄せます。赤ちゃんのはいはいのようなイメージですね。
◆声掛けが大切
両前足を持って動きをサポートする時、大切なのは「ふせ」と声を掛けながら行うことです。人は一生懸命になって集中すると無口になりがちです。無言で黙々と行うとわんちゃんも「なにか怖いな」と感じることもあります。
ふせの完成形は「ふせ」と声を掛けただけでリードを使わずにふせができることです。
完成形に持っていくためには動きのサポートと声掛けを連動させることが大切なのです。
◆リードでのサポート
両前足を持っての動きができるようになってきたら次はリードを使っての練習です。
リードを真下に引くイメージです。すると頭が下がってふせをしやすくなります。
最初はわんちゃんも抵抗があるかと思います。その場合は両手足をもって動きをサポートしつつ行ってください。この時も「ふせ」の声掛けを忘れずに。
この練習の時はハーネスではなく首輪で行ってください。首輪の方が飼い主の意思がわんちゃんに伝わりやすく、成長が早いです。
◆動きがわかってきたら
リードでの指示に抵抗がなくなってきたら次はお散歩中に練習してみてください。
お座り→まて→ふせができればばっちりです!
ふせができれば次はふせの状態でまての練習ができます。
これができると様々な場面で役に立ちますのでぜひともマスターしたい科目です。
次回の記事ではふせの状態でのまての練習方法をお伝えしたいと思います。
今回も読んでくださりありがとうございました。
DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎
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