今回の記事は散歩が苦手なわんちゃんとの思い出です。
時間をかけて、じっくりと付き合ったので私にとっても思いで深いわんちゃんです。
では、どうぞ!!

CASE3 モカちゃん(仮名)5才 トイプードル
◆相談内容
ちゃんと散歩に行きたい。散歩に行くと途中で止まって動かなくなる。動かなくなると引っ張ってもてこでも動かない。寝っ転がってでも抵抗する。
寝転んで抵抗するところを想像するとなんだかかわいいですが(笑)。このモカちゃん、体重が5キロほどとがっちりした体格。毎回抱っこして家まで連れて帰る飼い主様。
大変です。とのご相談でした。
◆なぜ、散歩中に動かなくなるか?
この部分が今回の相談の本質です。なぜ動かなくなるか?
お散歩に同行しながら慎重に見極める作業に入りました。ここを見誤ると大変なことになります。例えば怖くて止まっているのにただわがままで止まっていると判断を誤り、トレーニングを進めてしまうと問題は解決しません。
わんちゃんはより自分の殻に閉じこもってしまいます。
◆モカちゃんの場合
結論から正直に言ってしまうとモカちゃんの場合は良く分かりませんでした。
特定の場所で止まるわけではなく、止まる場所は毎回バラバラ。家を出る時はウキウキで元気よく出るのに毎回途中で止まる。
何故なのか?わかりません(笑)。多くのわんちゃんと関わらせていただいている中でこういったことはままあります。
大切なのはわんちゃんがなにかアクションを起こしたとき、どう対応するかです。
アクションのことを問題行動ということもあります。吠えたり噛んだりですね。
でもそれらの行動にはわんちゃんなりに理由があります。犬は意味なく吠えたり噛んだりはしません。ですので私は問題行動という言葉は使いません。あまりにも人間本位の考え方だと思いますので。
話が少し脱線しましたが、今回のモカちゃんの場合、
止まった時(アクション)→抱っこして帰る(対応)
モカちゃんの頭の中は「止まったら抱っこしてもらえる」となっていると考えられます。
このままだとなかなか改善はしません。
◆対応策①
まず前提として止まる状況を作らないことです。具体的には止まる前に家に帰ってきます。声を掛けながらなるべくモカちゃんが楽しめるように心がけます。そうして少しずつ距離を伸ばしていきます。
◆対応策②
もしモカちゃんが止まってしまった場合、無理に引っ張って長い距離を歩いても逆効果です。かといってすぐに抱っこして帰っても改善しません。
ではどうするか。
声を掛けたりおやつを使って少しだけ歩かせて飼い主のタイミングで散歩を切り上げます。この飼い主のもとにタイミングで
という部分がとても大切です。あくまで主導権は飼い主にあるということを教えることになり、今後良い関係を築くことにも繋がります。
まだモカちゃんが歩きたそうでも切り上げます。
むしろ腹八分目がちょうど良いです。
◆結果
時間はかかりましたが散歩の距離は伸び、途中で立ち止まることも減りました。
何より一番良かったことは飼い主様に自信がついたことです。
今まではモカちゃんのアクションにどう対応したらよいか分からなかったですが、今回のトレーニング、レッスンを通じてモカちゃんにしっかりと返事ができるようになりました。
わんちゃんにしっかりと返事を返すことで関係をより深めることができます。
DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎
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