犬の理解の仕方
人と犬は違う生き物です。歩んできた歴史や習性も違います。
「当たり前でしょ」と皆さんはお思いになるかと思いますが、意外と人間の感覚に当てはめすぎて考えたり接したりということを我々はしがちです。
今回は犬の理解の仕方のお話しです。
しつけトレーニングをする時、犬の習性や本能をうまく利用しながら進めていきます。
簡単に言うと人間にとって都合のよい行動は褒めて、都合の悪い行動はやめさせるということです。
ここで重要なのは犬が正しくこちらの意図を理解してくれるかどうかなのですが、案外わかっていないことが多く、意外な反応をすることもあります。
基本的に犬は時間をさかのぼって反省することができません。
1時間も2時間も前の出来事は反省できないのです。
例:帰宅時、留守番をしていた犬がいたずらをして目覚まし時計を壊していた。
飼い主は目覚まし時計を見せながら大きな声で怒った。
この場合、犬は目覚まし時計と怒られたことを関連づけて記憶する可能性が高いです。
つまり、目覚まし時計を持っている時、飼い主は怒ると理解します。
目覚まし時計に良くないイメージを抱きます。
飼い主は目覚まし時計を壊したことに対して怒っているのだと理解できないのです。
ここが人間と犬の認識のずれですね。
わんちゃんによってはますます張り切って目覚まし時計を壊すかもしれませんね。
なぜなら目覚まし時計が無ければ自分は怒られないと思っているのですから。
このように人と犬の理解の仕方は違います。
そこが面白いところなのですが、わんぱくなわんちゃんだとなかなか大変ですよね。
人も犬もストレスなく、快適に生活するサポートをするのがドッグトレーナーの役目だと私は思っています。
いつでもお気軽に、このブログを通してでも結構です。
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DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎
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