ギンガブログ~しつけのきほん~

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しつけのきほん~犬にもわかる!人の言葉~

みなさんこんにちは。

今回の記事は犬にも分かる人の言葉という記事です。

わんちゃんに何か伝えたいとき、どういった言葉をかければ良いか。

しつけをする時、どういった言葉を掛けながら進めていけばよいか。

考察してみましたので、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

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◆犬にわかる言葉

結論から言ってしまうと短く、動作を命じる言葉が分かり易いです。

「座れ」「ふせ」「まて」等がそうですね。

レーニングをする時はこの言葉とリードの動きを連動させながらわんちゃんに教えていきます。

そうすることで最終的に言葉だけでできるようになります。

この方法を用いれば英語やドイツ語でもトレーニングはできます。ご希望の方はぜひ。

しかし、犬は語尾の変化はあまり理解できないと言われています。

例えば「座るな」「ふせるな」等はなかなか理解できません。

逆に「ふせてください」等語頭が変わらなければ理解できます。

例えば私が昔飼っていたギンガという犬は「ギン」「ギンタロウ」等呼び方を変えても反応しました。

◆言葉以外の判断材料

声色や表情も犬は判断材料にします。

レーニング時は低く、鋭い声色だと指示に従いやすいです。

逆に高い声色だと喜んでしまう、テンションが上がってしまう犬もいます。

女性はなかなか大変だと思いますが、トレーニング時はなるべく低い声で指示を出すように頑張ってみてください。

 

例えば内容は叱る内容でも笑顔で優しく言えば(相当に不自然ですが)犬は喜ぶことが多いです。

レーニング中でも褒めても声が平坦で無表情であれば犬はあまり喜びません。この辺りは人の感覚とよく似ていますね。

◆会話の中から

長い会話の中から自分の知っている単語を聞き取ることができる犬もいます。

例えば散歩が好きなわんちゃんの場合、家族同士の会話の中で「散歩」という言葉がでたら散歩に行けると勘違いし喜ぶといったような具合です。

これは普段「散歩に行こうね」といったようにわんちゃんに声をかけてから散歩

に行くといったことを繰り返していたからだと思います。

犬は自分にかけられた言葉とそのあと何が起こるかを紐づけて記憶します。

例えば「散歩」と言ってご飯をあげる、「ごはん」と言って散歩に行くということを繰り返すと散歩=ごはん ごはん=散歩と言う風に覚えます。

このように犬は言葉自体を理解しているわけではなく、音+声色+表情で理解しています。

◆人と共に生きる

特別教え込まなくても、家族の会話を聞いて自然に言葉を覚える犬もいます。

もはや犬は家族同然。家族の一員として優しく、暖かい言葉をかけてあげることでより良い関係を築けるのではないでしょうか。

 

今回も読んで下さりありがとうございました。

もし少しでも面白いなと思って下さったらブックマークしてくだされば嬉しいです。

 

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DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎

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