しつけのきほん~声の力~
みなさんこんにちは!
今回はわんちゃんと声の関係についての記事です。
早速ですがわんちゃんは人の言うことが分かると言います。
実際には言葉をすべて理解しているわけではなく、言っている人の雰囲気や表情、声色で判断しています。
人は褒める時は笑顔で優しく、叱るときは怖い顔で厳しい声色に自然となるので、わんちゃんは総合的に判断して理解します。
ただし、わんちゃんは物事をさかのぼって学んだり反省することはできません。
その時その時にしっかりと褒めたり叱ったりというリアクションをしてあげることでわんちゃんはその都度学び成長していきます。
以下でシチュエーション別で説明します。
◆褒める時
例:お散歩時、左側をわんちゃんは歩いている。飼い主の顔を見てきた。
お散歩の基本はわんちゃんが飼い主の歩調に合わせて飼い主の左側を歩くことです。
わんちゃんが正しい場所にいる時、笑顔で優しい声をかけてあげるとわんちゃんはその場所に良いイメージを持ちます。
なぜならわんちゃんは声(聴覚)と場所(視覚)をセットで記憶するからです。
飼い主の左側でよく褒めてあげるとそこに良いイメージを持つのでお散歩が上手になります。
わんちゃんは何気なくその場所にいても、それが正しい場所ならしっかりと褒めてあげましょう。
◆叱る時
例:仕事で家を留守にしていた。帰ってきたらわんちゃんがいたずらをしていた。(テーブルの脚を噛む等)
こういったシチュエーションは良くあります。この時、文句の一つも言いたくなるお気持ちはよくわかります。ですが帰ってきたタイミングで叱ってもわんちゃんは理解できません。
いたずらをしている正にその時、現行犯で注意しないと理解できません。
逆にいたずらをしている時を見つけたらわんちゃんが成長するチャンスです。
ちなみに叱るときは低く鋭い声で叱るとわんちゃんは理解しやすいです。
女性はなかなか難しいと思いますが、できるだけ低い声で叱ってください。
高い声だとわんちゃんのテンションが上がってしまい、逆効果になることもあります。
いかがだったでしょうか?
犬は聴覚が発達していて、重要な判断基準です。
何気なく発した一言があなたの愛犬の人生を左右するかもしれません。
愛犬と良い関係を築くために、愛ある言葉をかけてあげてくださいね。
DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎
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