しつけのきほん~わんちゃんのケガ、病気~#1
みなさんこんにちは。
今回はわんちゃんのケガ、病気についての記事です。
トレーナーとして過ごしてきた中で気づいたことも含めて記事にしましたので読んでくだされば幸いです。
◆椎間板ヘルニア
椎間板は背骨にある椎骨と椎骨の間にあります。
この椎間板が何らかの理由で変形し、神経を圧迫することで痛みを伴います。
症状は痛み、麻痺、歩くことを嫌がり重症化すると立つことも難しくなります。
ダックスフントなど胴が長いわんちゃんは背骨に負担がかかりやすいため注意が必要です。
他には体重の増加、老化も原因となりやすいです。
シニア犬は特に体重管理、適度な運動など、しっかりとケアをしてあげる必要があります。
予防のためにある程度筋肉がほしいので、負担が少ないお散歩がお勧めです。
また、わんちゃんの体に負担が少ない抱き方で抱っこをしてあげることも大切です。
左手をおなかの下から入れ前足を持ちます。右手で左手と交差するように後ろ足を持ちます。するとわんちゃんが地面に立っている時とほぼ同じ姿勢になるので体に負担が少ないのです。よく見る両手で前足を持って持ち上げる方法はわんちゃんの体の構造上負担がかかるのでお勧めできません。
◆膝蓋骨脱臼
いわゆる膝のお皿、膝蓋骨が骨の溝から外れた状態のことをいいます。
ヨークシャーテリア等、小型犬に多い症状です。
症状は足を引きずる(跛行)、膝がのびたようにひょこひょこ歩く。
程度が軽いと外れても自分ではめるわんちゃんもいますが、人間同様くせになりやすく、重症化すると常に外れている状態になります。
生まれつき膝の溝が浅く、外れやすいわんちゃんもいます。床がフローリング等、滑りやすい素材だと関節に負担がかかりやすく、外れやすいので注意が必要です。
◆飼い主の役目
わんちゃんは自分で痛いと伝えることはできません。飼い主である皆さんが気付いてあげる必要があります。いち早くわんちゃんの異変に気付くために大切なことは
違和感です。
表情、動き、食欲、息遣い等。「何か違うな、おかしいな。」いつもと違う違和感。
毎日わんちゃんと接している飼い主である皆さんにしか分からない、些細な違和感を大切にしてください。
今回も読んでくださりありがとうございました。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎
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