ギンガブログ~しつけのきほん~

プロのドッグトレーナーが伝える!しつけの大切なこと

しつけのきほん~愛犬が太ってきたら~

ドッグトレーナーの上石です。

今回の記事はわんちゃんの肥満についての記事です。

肥満は万病のもと。わんちゃんの体重は飼い主さんがしっかりと管理してあげましょう(o^―^o)

 

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◆肥満の原因

①摂取カロリー増

毎食のごはんの量はきっちりと測った方が良いです。目分量だと量にばらつきが出ますし、知らず知らずの内に摂取カロリーが増加している場合があります。

また、おやつもあげ過ぎは肥満の原因になります。

②去勢or避妊手術

基礎代謝が落ちるので体重は増えやすくなります。去勢or避妊手術は若いうちにすることが多いので、若いうちからしっかりと食事量の管理をすることが大切です。

③疾病の可能性

甲状腺に疾患があると基礎代謝が下がって太りやすくなります。

・クッシング症候群:副腎(腎臓の近くの臓器)が過剰に働いてしまう疾患です。症状としては飲水量が増える等があります。

 

◆対応

・体重、食事量を正確に測ることが大切です。詳しくはこちらの記事を参考にしてくだされば幸いです。

 食事量を減らす場合は、通常の量の80%が目安です。

ginga1214.hatenablog.com

 ・運動量を増やす

体重10キロのわんちゃんでだいたい2㎞が良い運動量とされています。

ただこれはあくまで目安ですので、わんちゃんが疲れている様子が見受けられれば十分です。 

肥満になると関節に負担がかかったり、ミニチュアダックスなど犬種によっては腰を痛めやすくなったりと様々な弊害が出ます。

上にも書きましたが、消費カロリー増などに該当しない場合、疾病の可能性もありますので、念のため病院を受診することをお勧めします。

何もなければそれでよし。ダイエット方法等獣医の先生に相談されても良いかと思います。

相談される際はフードの種類、一回当たりの分量をあらかじめメモしていくとより的確なアドバイスを受けられると思います。

わんちゃんが快適に、健康に過ごすためには飼い主さんのサポートが不可欠です。

少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

 

 

DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎

090-8213-5894

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しつけのきほん~愛犬が痩せてきたら~

ドッグトレーナーの上石です。

今回の記事は前回の記事に関連する題材なのですが、愛犬がやせてきたらどのような対応をすれば良いか…。

書いてみましたので参考にしてくだされば幸いです。

 

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ginga1214.hatenablog.com

 ◆原因

①食欲不振

摂取カロリーが足らず、痩せるパターンです。食欲不振の原因としてはストレスや環境の変化などが考えられます。

②消費カロリーが増えた

運動などで消費カロリーが増えた結果、痩せているパターンです。

いつもより散歩の時間を多くとった、ドッグランで走り回った等があればこの理由が考えられます。

③年齢

年齢を重ね、シニア犬の域に差し掛かると若いころに比べて栄養の吸収が上手くいかないことがあり、結果痩せることがあります。

上記に該当しない場合、消化管等に疾患がある可能性があります。一度病院を受診することをお勧めします。

 

◆対応

①体重測定

毎日測って日々変化を感じます。表にまとめると分かり易いですし、病院を受診する際に獣医の先生に見せるとより的確な判断を仰ぐことができます。

②食事量を測る

毎回ごはんの量がバラバラだと正確に食欲の判断ができないので量は毎回一定にしてください。確認することは食いつき完食したか完食までの時間です。

量はご飯の袋に書いてあることがほとんどなので参考にしてください。

③シニア犬の場合

最近は消化の良い、シニア犬用のごはんも増えてきているのでシニア犬用のごはんに切り替えてあげてください。

 

痩せる=話すことができないわんちゃんからのメッセージです。わんちゃんは人よりも体重が軽いので、人にとっては何でもない重さでもわんちゃんにとっては体に負担がかかったりします。人にとっての500グラムとわんちゃんにとっての500グラムは意味合いが全く違います。

病院に行く十分な理由になりますので、もし心配であれば一度動物病院を受診されることをお勧めいたします。

 

最後に参考までに…。犬種にもよりますが、痩せているかどうかを見るポイントをお伝えします。ポイントは背中です。背中を触って、脂肪の下に背骨を確認できればOKです。触れなければ肥満気味ですし、目で見て背骨が浮き出ていれば痩せすぎです。

あくまで参考ですが、一度試してみてください。

 

今回も読んで下さりありがとうございました。

 

 

DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎

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しつけのきほん~食欲がないわんちゃんへ~

こんにちは。ドッグトレーナー上石です。

今回は食欲がないわんちゃんについてです。

 

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◆理由を考える

理由はいろいろ考えられます。

・選り好みしている

・ストレス

・体調不良

等が考えられます。

上から順番に解説していきます。

①選り好みしている

幼いころから人間の食べ物や美味しいおやつをあげているわんちゃんに起こりやすいです。

わんちゃんは基本的に濃い味のものを好みます(糖分、ミネラル等)。日常的に与えていると栄養素がしっかりしているドライフードを食べなくなることもあります。

私が昔飼っていた(中学生のころ)犬も缶詰タイプのフードの次の日のドライフードの時、露骨に不満そうな顔をしてよく笑ったものでした。

 

対策:ドライフードを食べさせたい場合、温める、またはぬるま湯でふやかしてあげると匂いが立ち、食べやすくなります。香付けとして少量のレトルトのフードを混ぜてあげるのもお勧めです。口元に持って行ってあげるなど、愛情をもって接してあげてください。精神論になってしまいますが経験上、愛情をもって接してあげた方がわんちゃんはよく食べてくれます。

②ストレス

環境が変わるなどしてストレスがかかると食欲が落ちる場合があります。

例えば預かりトレーニング。預かりトレーニングとはわんちゃんを一定期間完全お預かりでトレーニングを行う訓練形態の一つです。わんちゃんにとっては急に環境が変わるので最初のころはストレスがかかり、食欲がなくなることもあります。

ただ、わんちゃんは適応能力が高い生き物です。ほとんどのわんちゃんは2.3日するとケロッとしてご飯もしっかり食べるという子がほとんどです。

これから預りトレーニングをお考えの方は参考にしてくだされば幸いです。

③体調不良

①、②に当てはまらない場合、病気の可能性があるので病院を受診してください。

病気ではなかったとしても24時間以上何も食べていない場合は念のため受診することをお勧めします。

人間同様、わんちゃんも食と健康は密接に関係しています。わんちゃんにとって良いものを、しっかり食べさせてあげたいですね。

 

今回も読んで下さりありがとうございました。

 

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しつけのきほん~痙攣(けいれん)について~

こんにちは。ドッグトレーナー上石です。

今回はわんちゃんの痙攣(けいれん)に関する記事です。

 

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◆痙攣とは

全身がつっぱり硬直したり、ぴくぴくしたりします。泡を吹いたりよだれがひどく出る場合もあります。ひきつけという場合もあります。

 

◆原因

てんかんや脳腫瘍など脳そのものに原因がある場合と、熱中症や発熱など脳以外に原因がある場合があります。

 

◆対応

わんちゃんが痙攣を起こすとびっくりします。私も新人のころはびっくりして慌てましたが、大切なことは慌てないことです。

・わんちゃんがけがをしないように周りのものをどかす。

→痙攣中はわんちゃんに意識はありません。この時わんちゃんの周りにものがあるとぶつかってけがをすることがあります。硬いものなどをどけて可能な限り安全な環境を作ってあげてください。

・わんちゃんに触らない

→上にも書きましたが、痙攣中はわんちゃんに意識はありません。

また、力のリミッターが外れた状態なので噛まれると大けがに繋がります。極力触らないようにしてください。

ただ、一つ例外があります。注意していただきたいのはわんちゃんの舌です。

舌が口の中にあると気道に詰まる危険があります。その場合は棒などで舌を外に出してください。この時わんちゃんは歯を食いしばることが多いので気を付けてください。

→痙攣がおさまったら声をかけてあげる

けいれん後しばらくはわんちゃんはぼーっとしていることがあります。

声をかけて落ち着かせてあげてください。

◆病院へ

痙攣は間隔を開けて起こることがあります。まず原因を見つけることが大切なので病院を受診することをお勧めします。

獣医師の先生は痙攣の様子を見れないので、

・痙攣の時の様子

・痙攣が起きる間隔

を先生に伝えてください。

 

わんちゃんと生活しているといろいろなことが起こります。わんちゃんは話せません。

飼い主さんが普段から異変がないかわんちゃんの様子を観察してあげてください。

今回の記事内容の痙攣は起きる前に前兆がある場合があります。

落ち着きがなくなったりいきなり吠えたり。

普段から一緒にいる飼い主さんだからこそ見つけられる前兆もあると思います。

少しでも今回の記事が参考になれば幸いです。

 

今回も読んで下さりありがとうございました。

 

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回想録Ⅳ~猫がニガテ~

みなさんこんにちは!!

今回の記事は過去実際に出会ったわんちゃんとのトレーニングを思い出しながら書きました。

もしかしたら今同じお悩みを抱えていらっしゃる飼い主さんもおられるかもしれません。

そんな方の参考になれば幸いです。

 

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◎チョコちゃん(仮名)ゴールデン6歳

お悩み:猫を見ると興奮して向かって行く。普段からお散歩時はリードは引っ張り気味。落ち着いて散歩がしたい。

 

 

◆第1段階・分析

まず始めに、何故猫を見ると興奮するかを考えました。モカちゃんは繊細で少し怖がりなところがあるので、猫が怖いのではないかと考えました。自分から向かって行くので一見怖さとは無縁に感じますが、犬は怖いものに向かって行くということが往々にしてあります。

飼い主さんに確認すると飼い主さんも同意見だったので、モカちゃんは猫を怖がっていることを前提にトレーニングを進めていくことにしました。

◆第2段階・練習

まず猫に出会ったらなるべく早くその場を離れることが大切です。

興奮する時間が長くなればなるほど猫に対する意識が強く残ります。

なるべく興奮する時間を短くすることで徐々に改善していきます。

猫に出会っても何も起きない(猫に襲われたりしない)ということを少しずつ教えていきます。

それと同時に‘飼い主さんの近くにいると安心する‘ということを教えていく必要があります。

‘飼い主さんと一緒にいると猫が来ても大丈夫。‘こうモカちゃんが認識すれば落ち着いてお散歩が少しずつできるようになってきます。

この状態に持っていくためには、普段からしっかりとお散歩も練習しておく必要があります。

ginga1214.hatenablog.com

 

 

ginga1214.hatenablog.com

 

 

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 ◆第3段階

最初は猫を見つけるとかなり興奮し、なかなか興奮が収まらない状況が続いていましたが、トレーニングを重ね、少しずつ改善していきました。

今もトレーニングは継続中ですが、興奮する時間は短くなってきています。

今回のトレーニングの成果で大きかったのが、飼い主さんに迷いがなくなったことです。

今までは猫に出会ってチョコちゃんが興奮した時、どうしたら良いか分からず慌ててしまっていたのが、トレーニングを通してどういった行動をとれば良いか明確に理解できました。答えを知っていると自信をもって行動できます。これがチョコちゃんにも伝わり改善に繋がったのではないかと思っています。

 

しつけトレーニングはわんちゃんだけではなく、飼い主さんのトレーニングも大切です。

わんちゃんを上手に扱えると楽しいですし、わんちゃんと会話を楽しんでいるような感覚になってより関係が深まります。

 

ぜひ一度、ドッグトレーナーに相談してみてください。

 

 

 

 

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しつけのきほん~おすすめのおやつ~

みんさんこんにちは

今回の記事はわんちゃんのおやつに関する記事です。

 

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たまに「先生はトレーニングの時どんなおやつを使っていますか?」という質問をいただきます。

普段私はおやつを使わないのですが、わんちゃんのテンションをあげなければいけない時等、まれに使うこともあります。

その時によく使うのが馬の肺のジャーキーです。

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感想(1件)

馬肺ジャーキーの良いところは低脂肪で高たんぱくであることと、アレルギーが出にくいところです。

ちぎって少しずつ与えることもできますし、コストパフォーマンスも良いです。

最近注目されている食材ですね。

他にも長野県小諸市では鹿肉のフード、おやつを作っています。

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鹿肉も高たんぱく低脂肪、鉄分も豊富な優秀食材です。

 

わんちゃんも人間同様アレルギーがあります。

小麦、牛、鳥等。

クッキーや牛由来のジャーキーが食べられず、どんなおやつをあげようか悩んでらっしゃる飼い主様も多いかなと思います。

そんな飼い主様におすすめなのが馬肉や鹿肉です。

ぜひ一度試してみてください。

 

今回も読んで下さりありがとうございました。

 

 

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しつけのきほん~声の力~

みなさんこんにちは!

今回はわんちゃんと声の関係についての記事です。

 

早速ですがわんちゃんは人の言うことが分かると言います。

実際には言葉をすべて理解しているわけではなく、言っている人の雰囲気や表情、声色で判断しています。

人は褒める時は笑顔で優しく、叱るときは怖い顔で厳しい声色に自然となるので、わんちゃんは総合的に判断して理解します。

 

ただし、わんちゃんは物事をさかのぼって学んだり反省することはできません。

その時その時にしっかりと褒めたり叱ったりというリアクションをしてあげることでわんちゃんはその都度学び成長していきます。

以下でシチュエーション別で説明します。

 

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◆褒める時

例:お散歩時、左側をわんちゃんは歩いている。飼い主の顔を見てきた。

お散歩の基本はわんちゃんが飼い主の歩調に合わせて飼い主の左側を歩くことです。

 

ginga1214.hatenablog.com

 

 

ginga1214.hatenablog.com

 

 

ginga1214.hatenablog.com

 わんちゃんが正しい場所にいる時、笑顔で優しい声をかけてあげるとわんちゃんはその場所に良いイメージを持ちます。

なぜならわんちゃんは声(聴覚)と場所(視覚)をセットで記憶するからです。

飼い主の左側でよく褒めてあげるとそこに良いイメージを持つのでお散歩が上手になります。

わんちゃんは何気なくその場所にいても、それが正しい場所ならしっかりと褒めてあげましょう。

 

◆叱る時

例:仕事で家を留守にしていた。帰ってきたらわんちゃんがいたずらをしていた。(テーブルの脚を噛む等)

こういったシチュエーションは良くあります。この時、文句の一つも言いたくなるお気持ちはよくわかります。ですが帰ってきたタイミングで叱ってもわんちゃんは理解できません。

いたずらをしている正にその時、現行犯で注意しないと理解できません。

逆にいたずらをしている時を見つけたらわんちゃんが成長するチャンスです。

ちなみに叱るときは低く鋭い声で叱るとわんちゃんは理解しやすいです。

女性はなかなか難しいと思いますが、できるだけ低い声で叱ってください。

高い声だとわんちゃんのテンションが上がってしまい、逆効果になることもあります。

 

いかがだったでしょうか?

犬は聴覚が発達していて、重要な判断基準です。

何気なく発した一言があなたの愛犬の人生を左右するかもしれません。

愛犬と良い関係を築くために、愛ある言葉をかけてあげてくださいね。

 

 

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