回想録Ⅳ~猫がニガテ~
みなさんこんにちは!!
今回の記事は過去実際に出会ったわんちゃんとのトレーニングを思い出しながら書きました。
もしかしたら今同じお悩みを抱えていらっしゃる飼い主さんもおられるかもしれません。
そんな方の参考になれば幸いです。
◎チョコちゃん(仮名)ゴールデン6歳
お悩み:猫を見ると興奮して向かって行く。普段からお散歩時はリードは引っ張り気味。落ち着いて散歩がしたい。
◆第1段階・分析
まず始めに、何故猫を見ると興奮するかを考えました。モカちゃんは繊細で少し怖がりなところがあるので、猫が怖いのではないかと考えました。自分から向かって行くので一見怖さとは無縁に感じますが、犬は怖いものに向かって行くということが往々にしてあります。
飼い主さんに確認すると飼い主さんも同意見だったので、モカちゃんは猫を怖がっていることを前提にトレーニングを進めていくことにしました。
◆第2段階・練習
まず猫に出会ったらなるべく早くその場を離れることが大切です。
興奮する時間が長くなればなるほど猫に対する意識が強く残ります。
なるべく興奮する時間を短くすることで徐々に改善していきます。
猫に出会っても何も起きない(猫に襲われたりしない)ということを少しずつ教えていきます。
それと同時に‘飼い主さんの近くにいると安心する‘ということを教えていく必要があります。
‘飼い主さんと一緒にいると猫が来ても大丈夫。‘こうモカちゃんが認識すれば落ち着いてお散歩が少しずつできるようになってきます。
この状態に持っていくためには、普段からしっかりとお散歩も練習しておく必要があります。
◆第3段階
最初は猫を見つけるとかなり興奮し、なかなか興奮が収まらない状況が続いていましたが、トレーニングを重ね、少しずつ改善していきました。
今もトレーニングは継続中ですが、興奮する時間は短くなってきています。
今回のトレーニングの成果で大きかったのが、飼い主さんに迷いがなくなったことです。
今までは猫に出会ってチョコちゃんが興奮した時、どうしたら良いか分からず慌ててしまっていたのが、トレーニングを通してどういった行動をとれば良いか明確に理解できました。答えを知っていると自信をもって行動できます。これがチョコちゃんにも伝わり改善に繋がったのではないかと思っています。
しつけトレーニングはわんちゃんだけではなく、飼い主さんのトレーニングも大切です。
わんちゃんを上手に扱えると楽しいですし、わんちゃんと会話を楽しんでいるような感覚になってより関係が深まります。
ぜひ一度、ドッグトレーナーに相談してみてください。
DogTrainingGINGA代表 上石圭一郎
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